石原慎太郎さん

好きな作家であり  好きな人でもありました。

昔  慎太郎さんが 沖縄の取材をし 内容が新聞に載っていました。

男親というものは、、と いうような  タイトルでした。

 

内容は 第二次世界大戦が終り 沖縄は   日本に領土は返還されず  沖縄に行くには Visaが必要な頃の出来事 !

米軍基地として(今もであるが、、)存在し その隊員たちにより 性犯罪が後を絶たなかったそうです。その事が書かれていました。

何をしても 日米地位協定で 無かったことにされてしまう  云々です。

ある日も  まだ10代後半の 若い女の子2人が  崖の所で 米兵と出会い 襲われ  悲鳴を聞いた通りかかった青年が止めに入り  青年は米兵に 打たれて亡くなって しまったそうです、、米兵2名は 逮捕される事もなく すぐ帰国命令が出て アメリカに🇺🇸帰国し  何のお咎めもなく  引き換え 止めに入った男性は  農家の一人息子で あったのに 亡くなってしまった。

一人息子さんを亡くした後 母親は 嘆き悲しみ病気になり 数年後 亡くなってしまったそうで、、寡黙な父親が一人  畑で農作業を続けているのです。

世の中は どんどん変わり  人々は  そんな事も無かったように 忘れ去られていくのだけど  寡黙な父親は  誰とも交流を持たず  一人で 行きているのです。

慎太郎さんは 青年の父親に インタビューした時に  自分も息子がいるので  気持ちわかりすぎるほどわかり、、かける言葉が無くて  息子が 大怪我をしたとしても生きていてくれたらなぁ〜、、と声をかけたそうです。

父親は 何も話さず ジーと考えこんで   でも、息子は男として当たり前の事をしただけだと 村のおなごが 酷い目にあってたら 止めただけだと、、ただ一言言ったそうです。

それを聞いた慎太郎さんは   瞬間、、映画 の ゴットファザーを思ったそうです。

映画のゴットファザーは 息子が卑怯な事をし たのを知った父が 妻と息子の命乞いを断り 息子を撃ち殺す。

男には 守らなければならない掟があるのだと 言うのだそうです。

映画ながらも  慎太郎さんは 言葉と行動に納得し  自らもそんな時気持ちを持っていて、母親だけだと  その厳しさを教えられない、、

と 語っていました。

 

沖縄の青年の話に戻ると 父親に  何か 少しでも心が平穏になる事はあるか?と尋ねると  

息子が 助けた娘達が  結婚し 子供を産んで  それを見せに来てくれる  のが  、、と 語ったそうです。

息子が 犠牲になったからこそ  産まれた命がある✨

息子さん  亡くした事は  想像を絶する悲しみだけれど 男としたら  これしかなかったと言う父親💦

 

母親は 母性から  社会性より  愛情が勝ってしまう、、でも、父親の存在意義を感じる  心に残る記事でした。

 

石原慎太郎さん ご冥福をお祈り致します。

 

貴方の 小説も 大好きでした。😌