忘れられない思い出がある。
小さな頃 小学生だったけど、、私は 蕎麦屋さんに入ったことがなかった。
学校のみんなが たぬきうどんとか きつねうどんって 言ってるのを聞いて、、たぬきの肉が入ってるのかなぁ〜と 思っていた。
蕎麦屋さんの 出入り口には たぬきが徳利を持って 酔っ払っている大きな置物があって、、自分よりも背の高いその置物を 見上げて通っていたのです。
だから たぬきうどんには たぬきの肉が入ってるから お店の前に あぁ やって置いてるのかな、、と 合点がいったりして、、じゃあ きつねの置物はどこかな?
と 、、母と歩いてるいるときに お母さん、、たぬきうどんって たぬきの肉が入っているの?
と 聞いた?
母は 笑ながら 食べたことない? と 聞いてきて、お店に入って注文してくれた。
けれど たぬきうどんは 切らしていて、、きつねしか無いと言われて きつねうどんを食べさせてもらった。
ホッとした。
美味しかった。
お母さんが お店に入ったのは 何度も無い、、いつも無駄使いをせずに 自分には 何も使わない人だった💦
お腹いっぱいだから と 私の分しか頼まない時ばかりだった、、。
お母さんは お腹いっぱいなんだな、、と 思っていたから 私は お腹いっぱい食べて、、お母さんは そのあとを 残りの麺を食べたりしていた。
今も 泣けてくる💦
大事に大事にしてもらった、、。
自分は 親孝行しなかった、、。
泣けてくる、、。
お母さんと 入ったお蕎麦屋は もう締めてしまったけど、、あの前を通るたびに 私は思い出す。
人に優しく 色々な事を頑張っていくから どうか 娘として至らなかった私を許してほしい、、。
バカで 人の言う事を信じてしまい 騙されるわたしを許してほしい。
お母さんは 本当に優しい人だった。
育ててくれてありがとうございました。
空の上から 時々下を見て 安心してほしい、、
私は 少しはまともになったよ。